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【茨城高校野球2017夏】 茨城大会4回戦 石岡一 - 常総学院



 大会10日目である夏の高校野球茨城大会4回戦「石岡一 - 常総学院」のレポートです。

 おおかたの予想通り、この2チームが4回戦で顔を合わせることになった。
 常総学院だが3回戦を終えても戦力が不安定で、スタメンが固まらない。ただ主将陶山くんが好調で、なんとか彼を中心に石岡一投手陣から5点以上挙げたい!というのも常総学院は昨夏のような絶対的エースは存在しないのである程度の失点は想定内。現状、起用の可能性があるのは右サイドの柴山くん・右オーバーハンドの小林くん・谷田部くん、左は吉田くんといったところだろう。左打者の多い石岡一に対して、セオリー通りに行けば吉田くんで行きたいところだが、こればかりは蓋を開けてみないと分からない。小刻みな投手リレーも予想される。何にせよ、勝利には投手陣の踏んばりが必須だ。ここまで当たりのない宮里くんに1発出れば、勢いに乗るだろう。
 対する石岡一はここまで隙のない磐石な戦いぶり。投手は1年生エースの岩本大地くんの起用が濃厚だろう。しかし、相手が常総学院で夏の猛暑ということもあり、1人は厳しい。なのでここまで夏の実戦で投げている2年生の岩本匠平くんがカバーに入りそうだ。打線は2年生の深作くんを怪我で欠くも、怪我明けの主砲笹目くんが最後の夏に間に合う。3回戦に1本出て、この試合で打つことがあればチームは盛り上がるだろう。そんな打線の中で中軸の河嶋くんと谷田部くんは、とにかく勝負強い。あと注目すべきは1番の大野くん。とにかく打席で粘りまくるので、相手投手は容易ではない。
 春を含めて、ここまでの戦いぶりを見ると石岡一が優位に試合を運びそうだが、後半まで競るような展開になれば、何が起こるか誰にも分かりません!!とにかく両チームここにポイントを合わせていると思うので、驚くような起用や奇策があったりするのか?非常に楽しみです。



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第99回全国高等学校野球選手権
茨城大会4回戦
石岡一 - 常総学院



2017年7月21日(金)
J:comスタジアム土浦


01_開場前

02_石岡一、岩瀬日大など対戦した相手の想いを胸に挑む!
石岡一、岩瀬日大など対戦した相手の想いを胸に挑む!

04_常総学院

05_球場の様子

06_両チームのスタメン
両チームのスタメン

07_整列


 4回戦注目のカードということもあり、平日にも関わらずJ:comスタジアム土浦には多くの人が訪れた。先攻の常総学院の先発は、石岡一のキーとなるバッターが左打者ということもあり、左腕の吉田くんが先発。後攻の石岡一はおおかたの予想に反して、この夏初登板となる3年生右腕の秋山くんが先発のマウンドに立った!

08_石岡一は3年生の右腕・秋山くんが先発
石岡一は3年生の右腕・秋山くんが先発

11_常総学院の先発は左腕の吉田くん
常総学院の先発は左腕の吉田くん


 1回表、その秋山くんだが、ストレートは130km/h前後と球も走っている感じ。ただ、常総学院2番の田口くんの当たりが外野に飛ぶと、野手が完全にボールを見失って落球。田口くんんは一気にホームへ…。しかし、石岡一はこれをなんとか阻止してホームタッチアウト!結局、結果的には何も起こらなかったが、波乱の試合を予兆する、何とも言えない試合直後の出来事となった。

09_初回、常総学院ランニングHRという場面
初回、常総学院ランニングHRという場面

 両チーム仕切り直して、常総学院は3番の手塚駿くんから。その手塚駿くんは四球を貰って2死から出塁。ここで注目の4番宮里くんに打席が回る。そしてその振り抜いた当たりはピッチャー強襲のヒット。打球は三遊間を抜けていって2死1・3塁のチャンスを迎える。すると、5番大曽根くん・6番佐々木くんが石岡一秋山くんのストレートにタイミングを合わせて連打!常総学院が2死から2点を先制した!(1回表 常2-0石)

10_1回表、2点目のタイムリーを放った常総学院6番佐々木くん
1回表、2点目のタイムリーを放った常総学院6番佐々木くん


 幸先よく先制した常総学院だが、先発の吉田くんがピリっとしない。石岡一の上位打線に対して2つの死球と暴投で1死1・3塁のピンチ。だが石岡一の5番の谷田部くんをセンターフライに打ち取る。が、ほっとしたのもつかの間。なんと常総学院の名手陶山くんが目測を誤って捕球できず…。その間にランナー2人がホームイン。常総学院は思いも付かない展開ですぐさま同点に追いつかれてしまった。先ほどの石岡一の守備といい、今日は風が舞っているのだろうか?外野フライが捕球困難な状況だった。(1回裏 常2-2石)

13_ラッキーではあったがすかさず同点のタイムリーを放った石岡一5番谷田部くん
ラッキーではあったがすかさず同点のタイムリーを放った石岡一5番谷田部くん


 荒れた初回の攻防から、先に点を取ったのは石岡一だった。8番木村くんのショートへの強い当たりのヒットから、その後送りバントで1死2塁。ここで1番大野くんが、高めに来た甘い球を思いっきり引っ張ってのライト線への2ベースヒット!これがタイムリーとなって石岡一が1点を勝ち越した。(2回裏 常2-3石)

14_2回裏、勝ち越しのタイムリーを放った石岡一1番大野くん
2回裏、勝ち越しのタイムリーを放った石岡一1番大野くん


 3回裏の更なる追加点のチャンスに石岡一はけん制でランナーが刺されてしまってチャンスを潰す。そしてその悪い流れが直後の4回表の守りに伝播する。この回は簡単に2アウトを取ったのだが、そこから常総学院の7番斎藤くんにヒットを許す。そしてその斎藤くんが2盗を試みたとき、捕手が力余って悪送球…。ランナーは3塁に進む。 

16_4回表、ヒットで出た常総学院7番斉藤くん。足でもかき回す!
4回表、ヒットで出た常総学院7番斉藤くん。足でもかき回す!


 打席には3回からマウンドに上がっている右サイドスローの柴山くん。すると、ランナーが3塁にいるということで低めの変化球はないと踏んで、来たストレートをジャストミート!打球は左中間の彼方に飛んで行き、これが同点となるタイムリー3ベースとなった。尚もこの後、石岡一にタイムリーエラーが出て一気に逆転した!(4回表 常4-3石)

17_常総学院の投手柴山くんが同点タイムリー3ベース!!
常総学院の投手柴山くんが同点タイムリー3ベース!!

18_石岡一


 自らタイムリーを打った常総学院の柴山くんは気を良くして、その直後のイニングからよく腕が振れるようになった。そして石岡一打線を翻弄。球の出どころも判別し難くなり、バッターの手元で伸びてきた。石岡一は5回表に背番号10番吉田尚史くんがマウンドに上がり、低目を丁寧に突いて無失点で切り抜けた。(5回裏 常4-3石)

15_常総学院の2番手は、右サイドスローの柴山くん
常総学院の2番手は、右サイドスローの柴山くん

19_5回表をゼロに抑えた、石岡一の2番手吉田尚史くん
5回表をゼロに抑えた、石岡一の2番手吉田尚史くん

20_グラセン中の石岡一
グラセン中の石岡一


 後半勝負と、石岡一はすでに夏2試合を投げている実績十分の2年生右腕、岩本匠平くんをマウンドに上げる。しかし、川井監督の思惑とは裏腹に、常総学院は岩本匠平くんが自信を持ってるストレートを弾き返す。速いストレート系のボールに常総学院打線はめっぽう強かった。この回は、7番齋藤くんのヒットと盗塁から1番陶山くんのタイムリーと効率よく追加点を上げた。後半に入って先手を打ったことで、常総学院が優位に立ってきた。(6回表 常5-3石)

21_石岡一は後半に入って2年生の岩本匠平くんがマウンドに
石岡一は後半に入って2年生の岩本匠平くんがマウンドに

22_6回表、常総学院の主将陶山くんの一打で2点差に広げる
6回表、常総学院の主将陶山くんの一打で2点差に広げる

23_ネット際の難しいフライを捕球する石岡一の捕手木村くん
ネット際の難しいフライを捕球する石岡一の捕手木村くん


 石岡一にチャンスが訪れたのは、7回裏、2死ランナー無しからだった。打席の2番湯浅くんは、フルカウントから躊躇なくスイング!打球は右中間を真っ二つ!湯浅くんは2塁から3塁に向かう際、足を釣ってしまうほどの劇走!3塁を陥れる。しかし…後が続かなかった。(7回裏 常5-3石)

25_7回裏、石岡一2番湯浅くんが右中間へ3ベース!
7回裏、石岡一2番湯浅くんが右中間へ3ベース!

26_常総学院のセカンド田口くん、安定感のある守備
常総学院のセカンド田口くん、安定感のある守備


 これ以上点差を放されたくない石岡一は、1年生エースの岩本大地くんを登板させる。球速138km/hを出すものの、先頭打者を歩かせてしまう。ただ、その後はストレート・スライダーのキレが抜群で後続を打ち取る。しかし、盗塁でランナーが2塁にいる状態で、チェンジ直前で内野陣が痛恨のタイムリーエラー…。終盤に来ての3点差が重くのしかかった。(8回表 常6-3石)

27_8回表、遂に登場!石岡一の1年生エース岩本大地くん
8回表、遂に登場!石岡一の1年生エース岩本大地くん

28_石岡一岩本大地くん、138kmをマーク
石岡一岩本大地くん、138kmをマーク


 石岡一はこのまま終わってしまうのか?底力があるかどうかを試される場面で、この回の先頭で怪我から復帰した4番笹目くんが快心の右中間2ベース!!石岡一ベンチが一気に盛り上がる!ここまで、順調に石岡一打線を抑えていた常総学院の柴山くんもさすがに受身になってきた。石岡一はファーストストライクを積極的に振るようになり、5番谷田部くんのレフト前ヒット、6番原田くんのタイムリーヒットと3連打で1点を返す!(8回裏 常6-4石)

29_8回裏、石岡一の4番笹目くんが、チームに勇気を与える右中間への2ベースヒット!
8回裏、石岡一の4番笹目くんが、チームに勇気を与える右中間への2ベースヒット!

30_石岡一応援

31_8回裏、石岡一6番原田くんのタイムリーで2点差!
8回裏、石岡一6番原田くんのタイムリーで2点差!

32_ベンチで手ばたきする石岡一川井監督


 9回裏も先頭の1番大野くんがいきなりのライト線3ベースヒット!石岡一の勢いが増してくる。常総学院はたまらずピッチャーを背番号11の右腕・谷田部くんにスイッチ。しかし、勢いを止められず3番河嶋くんにタイムリーを許して1点差に詰め寄られる。

33_石岡一

34_「これが最後の打席になるかもしれない!?」と天に目をやる石岡一1番大野くん。結果はライト線への3ベース!①

35_「これが最後の打席になるかもしれない!?」と天に目をやる石岡一1番大野くん。結果はライト線への3ベース!②

36_「これが最後の打席になるかもしれない!?」と天に目をやる石岡一1番大野くん。結果はライト線への3ベース!③

37_「これが最後の打席になるかもしれない!?」と天に目をやる石岡一1番大野くん。結果はライト線への3ベース!④
「これが最後の打席になるかもしれない!?」と天に目をやる石岡一1番大野くん。結果はライト線への3ベース!


 常総学院は石岡一の勢いに呑み込まれてしまうのか?石岡一の4番笹目くんにもヒットが出て1死1・3塁と「同点そしてサヨナラのランナー」いる状態。打席に立つのは今日ヒットが出てる石岡一の谷田部くん。すると、うまく低目を打たせてピッチャーゴロ。常総学院はゲッツーを選択!2塁はアウト、1塁は~~~~~~~~~~アウト!!!ここで併殺が崩れれば延長戦という場面で、最後の最後の常総学院らしい素晴らしい守備!第4シードの石岡一があと1歩…いや、あと0.1歩のところで敗退してしまった。(試合終了 常6-5石)

38_常総学院は最終回のピンチに背番号11の谷田部くんをマウンドに送る
常総学院は最終回のピンチに背番号11の谷田部くんをマウンドに送る

39_9回裏、あと1点に詰め寄るタイムリーを放った石岡一の3番河嶋くん
9回裏、あと1点に詰め寄るタイムリーを放った石岡一の3番河嶋くん

40_第4シードの石岡一、無念の敗退
第4シードの石岡一、無念の敗退

41_石岡一試合後

42_整列

43_スコア


 初回のお互いのドタバタからどのような試合になるのか予測もできなかったが、常総学院の勝因を挙げるとすれば、「柴山くんの好投」と「要所での機動力」だろう。じわじわと試合の流れを自分達のものにしていったのは、世代の実力うんぬん、さすが常総学院の伝統といったところだろう。今日のこの苦しい経験は、選手達の成長を促したことだろう。準々決勝、因縁の藤代戦が非常に楽しみになってきた!あとは、責任感の強い陶山主将にとっては、疲労困憊のゲームとなっただろう。

24_常総学院の柴山くん、快調な投球を展開
常総学院の柴山くん、快調な投球を展開

48_常総学院は要所で機動力を発揮
常総学院は要所で機動力を発揮

47_常総学院の主将陶山くん
常総学院の主将陶山くん


 逆に石岡一は、要所でのエラーが非常に痛かった。投手の起用方法もあらかじめ決まっていたような感じだったが、序盤の常総学院の浮き足立った様子を見ると、岩本大地くんを先発に立てて、しっかり投手を中心とした守りから入っていれば、また違った展開になっていただろう。やっぱりこの有望な1年生を頭から投げさせて成長させるには、格好の試合だったのだが・・・。

44_石岡一

45_石岡一

46_石岡一

 
 今日は第1シードの明秀日立が負け、勝てば「甲子園」というのも見えてきただけに、非常に残念な敗戦となった。投手を中心とした守りに、最後の最後でほころびが出てしまった。3年生は残念だったが、新チームは有望な選手が多数残るだけに、秋以降の奮起に期待したい。
 

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コメント

お疲れさまです

暑い中、体調も程々かと思う中で、レポートありがとうございました。
柴山君と芝山が入り交じっていますが、柴山君が正解です。
柴山君は次男です。長男より次男のが、度胸がいいのが普通です。

常総のエースは柴山なのに吉田がエース、藤代戦は小林5回、点差があったら蛯原でいきたい。

藤代は去年のエースの伊藤主将が先発かもしれないですが、試合巧者だけに、波乱含みです。

Re: お疲れさまです

> 暑い中、体調も程々かと思う中で、レポートありがとうございました。
> 柴山君と芝山が入り交じっていますが、柴山君が正解です。
> 柴山君は次男です。長男より次男のが、度胸がいいのが普通です。
>
> 常総のエースは柴山なのに吉田がエース、藤代戦は小林5回、点差があったら蛯原でいきたい。
>
> 藤代は去年のエースの伊藤主将が先発かもしれないですが、試合巧者だけに、波乱含みです。

変換ミスの御指摘ありがとうございます。修正致しました。

藤代は菊地監督が2年生の稲荷田くんを買っているので、稲荷田くんだと思います。また、昨日の取手二戦は7割ぐらいの力で投げていたような気がします。とにかく奪三振の多い投手なので、常総学院も注意が必要かと思います。特に追い込まれてからのスライダーはキレが抜群です。追い込まれる前にファーストストライクを積極的に振っていったほうがいいと思います。多少荒球ぎみなので、いきなりストレートのフォアボールとかを出すことがあります。そのときが機動力のある常総学院のチャンスだと思います。この日はひたちなかの観戦を予定してますので、御武運をお祈りします。

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お礼を書いていただいた方へ

こちらこそありがとうございます!結果は残念でしたが、本当高校野球を通して多くのことを学べて、素晴らしい経験になったことだと思います。選手もそうでうが、親も同じ嫌それ以上にここまでの過程が苦しかったことをお察しします。本当にお疲れ様でした。そして改めてありがとうございました!

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