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【秋の高校野球2016】茨城大会2回戦 常総学院-常磐大高



2016年9月25日(日)

ひたちなか市民球場


茨城大会2回戦

常総学院 - 常磐大高



01

秋の茨城大会もいよいよ第一シードの常総学院が登場!夏はエース鈴木昭汰くんを中心に甲子園ベスト8を果たしたが、さて、新チームはどのようなものか?今日、ベールが解かれる。野手は主将の陶山くんや宮里くんが打線を引っ張りそうだが、一番気になるのは投手陣。エースナンバーをつける小林くんに注目だ。また、甲子園のマウンドを踏んだ左の鈴木重寛くんも控える。


02【新チームではキャッチャーの常総学院宮里くん】

常磐大高は一回戦を強力な打撃で勝ち上がった。様々なことができるリードオフマンの益子くん、キーを握る一年生の好打者竹川くんや勝負強いワラスくんなどタレントが揃う。他の打者も調子がよく、どこからでも点が取れそうな雰囲気がある。マウンドには試合を作る能力の高いエースの平野くんが立つと予想されるが果たして・・・。常総学院にどのような投球をみせてくれるか?非常に楽しみだ!


03【後攻常磐大高のスタメン】

先攻は常総学院だった。あえて取ったかどうかは知らないが、あえて取ったとしたらばやはり夏の甲子園の戦い方のように先制してどんどん自分たちのペースに流れを持っていこうとする意図だろう。そして、先に守る常磐大高のマウンドに立ったのは…エースの平野くんではなく背番号10の右腕川野辺くんだった。これには驚いたが、確かに地区予選から好調を保っているので平野くんより状態がいいのかもしれない!もしかして平野くんは故障してるのか?そんな不安もあるが・・・。


04【先攻常総学院のスタメン】

常磐大高の川野辺くんは、第一シードの常総学院が相手ということもあってかなり緊張した面持ち。しかし、常総学院の1番大曽根くんが初球を簡単に打ってレフトフライ。川野辺くんにとってはほっとしたことだろう。ストレートも走っていて、主力の3番陶山くんもファーストゴロに打ち取り三者凡退!上々の立ち上がりを見せてくれた。 (1回表 J0-0T)


05【初回をゼロに抑えてホッと一安心の常磐大高先発川野辺くん】

一方の常総学院の先発は左の鈴木重寛くん。常磐大高のキーとなるバッターが左ということと、投手陣の中では一番実戦経験があるということからの起用だろう。しかし、1アウトを簡単に取ってから、常磐大高の2番益子くんには警戒しすぎてのフォアボール。1回戦でホームランを打っている3番田崎くんには、速いストレートだったが、力負けして右中間を破られる。常磐大高の益子くんは俊足を飛ばしてホームイン!!常総学院は欲しい先制点を逆に取られてしまった。その後、ヒットとフォアボールが続いて、鈴木重寛くんは早々に降板してしまった。


06【常総学院の先発は左腕の鈴木重寛くん】

07【先制点をたたき出した常磐大高田崎くん】

08【先制のホームインで雄叫びをあげる常磐大高の主将益子くん】

2番手はやはりエースナンバーの小林くんがマウンドに上がった。1死満塁という状況だったが、常総の堅い守りからスクイズを阻止するなど、なんとか最小失点で切り抜けることができた。 (1回裏 J0-1T)


09【常総学院は初回で早くも小林くんに継投】

2回表は、昨秋にドラフト候補の横浜藤平くんから大宮の空に花火を打ち上げたこの回先頭の4番宮里くん。一味違う鋭い打球がレフトフェンスに突き刺さっての2塁打。やはり彼は別物だった。そして、一気に反撃モードの常総学院は5番野沢くんがよく選んでフォアボール。送りバントも決まって1死2・3塁のチャンスを作る。ここで7番は先ほどマウンドに上がった小林くん。本人もまさか1回で打席に立つとは思わなかっただろう。それでも、しぶとくセンター前に運んでの同点打。投打に活躍して試合を振り出しに戻してくれた。 (2回表 J1-1T)


10

11【この回先頭の常総学院4番宮里くんがフェンス直撃の2塁打】

常磐大高はその後ランナーを出すものの、常総の投手を含めた連動した守りからエンドランをしても成功せず・・・。動きを封じられた海老澤監督は苦虫を噛む状態。常総学院も、緊張の取れた常磐大高川野辺くんのスライダーの制球が良くなって、内野ゴロが多くなってしまう状態。次の1点をどちらが取るか?序盤はしばらく膠着状態が続いた。 (4回表 J1-1T)


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4回裏は、常総学院の小林くんも常磐大高5番の好打者竹川くんを抑えるなど簡単に2アウト。ここまで極めて順調な内容。しかし、7番ワラスくんに対して不用意なフォアボールを出してしまう。そして8番川野辺くんの打球はファースト後方のふらふらっとした当たり・・・。これがフェアとなりワラスくんが激走!常総学院の処理にも焦りからミスが出て、ワラスくんが生還!常磐大高が次の1点を取った!これだから、2死ランナー無しからの無駄なフォアボールは出しちゃいけない。 (4回裏 J1-2T)


12【力投の常磐大高川野辺くんが自ら勝ち越し打】

すぐに同点に追いつきたい常総学院も、自ら勝ち越し打を打った川野辺くんがノリ出して、スライダーの制球どころか今度はキレも増してきた。そして、前半を終了して常磐大高が1点リード!夏の常総学院戦を経験している多くの選手が、「夏の常総に比べたらいける!!」。そんな、グラセン中の雰囲気だったかもしれない・・・。 (5回裏 J1-2T)


13

後半に入って、最初にチャンスを作ったのは7回裏の常磐大高。この回先頭のワラスくんがヒットで出て、川野辺くんの送りバントも成功!その後2死になるものの、今日1番に起用された夏に常総学院からホームランを打っている石川くんが右中間へのタイムリー2ベース!!まさに常総キラーの石川くん。早々と継投した小林くんを捕まえた。しかし、2番益子くんは今日変化球に全くタイミングが合わず精彩を欠く。が、意表をつく絶妙なファースト方向へのセフティーバント。これが常総学院の守備の焦りを誘い、ファーストベースカバーに誰も入らず、挙句の果てには捕球した選手が無人のファーストベースにボールをトス・・・。ボールがファールグラウンドを転々と転がり常磐大高の石川くんがホームイン!常総学院にしてはありえないミス・・・!終盤に入り常磐大高のボルテージが一気に上がってきた!!! (7回裏 J1-4T)


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16【常磐大高1番石川くんのタイムリーで追加点】

8回表、ここまで一人で快投を続けてきた川野辺くんにも疲れが見え始める。しばらく雨で肌寒い天候が続いていたが、今日は快晴。気温もぐんぐん上がってきた。また、「常総学院に勝てる!」という意識が働き始めるマウンド。川野辺くんにとって、ココからが本当の試練だった。


この回は1死から常総学院3番陶山くん4番宮里くんと全国を経験してるツワモノが続く。そして、その陶山くんに出してはいけないフォアボール。案の上、1塁でしつこく揺さぶりをかけてくる。そんな中で迎える宮里くんの打席。カウントが悪くなり勝負を避けてのフォアボール。徐々に苦しい展開となる。そして無死1・2塁から、あわや同点ホームランという特大ファールもあった5番野沢くんが上からたたきつけた鋭いライナーのレフト前ヒット・・・。これにより陶山くん一気にホームイン。その後デッドボールもあって2死満塁・・・。常磐大高、正念場を迎える。


17【常総学院は5番野沢くんのタイムリーでようやく反撃開始】

常総学院のバッターは代打の根本くん。しつこい打席でフルカウント。そしてこの超緊迫した場面で海老澤監督がたまらずタイム!内野陣が集まる。次の1球・・・果たしてどうなるか?球場全体が固唾を呑んで見守る。そして注目の1球は、サードへのフライ!・・・・・・川野辺くんが、何とか、何とか最小失点で凌いだ!ふう~。 (8回表 J2-4T)


18

8回裏の追い詰められた常総学院。早くこの守りを終わらせたい。7回途中から登板のサウスポーの吉田くんも変則的なフォームから横に角度のあるボールを投げ込んで2死ランナー無し。誰もが、この回はあっさり終わるとそう思った。しかし、またもや2死ランナー無しからの無駄なフォアボール!どうもピリッとしない・・・。そして打席は走攻守に活躍のワラスくん。勢いのあるストレートをライト方向にはじき返す!そして風にも乗って、まさか、、、まさかのスタンドイン!!大きな大きなツーランホームラン!!3塁側は大歓喜!さすがの常総学院もいよいよ苦しくなった。 (8回裏 J2-6T)


19【7回途中から3番手のマウンドに上がった常総学院吉田くん】

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22【常磐大高7番ワラスくん、大きな大きな2ランホームラン】

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9回表、常磐大高川野辺くんの緊迫したいっぱいいっぱいのマウンドが続き、ランナーを背負うピッチング。この回も2死満塁と1打出たらわからなくなる状況だった。ここで、夏の常総学院戦に負けたとき先発したファーストの田崎くんが、川野辺くんへ優しい笑顔で何度も何度も詰め掛ける。「夏にくやしい思いをした俺の仇を討ってくれ」と言わんばかりに・・・。


24【最終回辛いマウンドの常磐大高川野辺くんに笑顔で詰め寄るファーストの田崎くん】

そして、最後はその田崎くんのところへライナーが飛んでしっかり捕球!ついに、、ついに常磐大高が常総学院を倒した!!あの夏の常総戦の敗戦からここまで、チーム一丸となって挑んだ秋の2回戦!常磐大高の選手たちから満面の笑みがこぼれた。夏から続いた物語の後編は、常磐大高のリベンジという形で幕を閉じた。そして次の物語へのプロローグとして繋いでゆく・・・。 (終了 J2-6T)


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■スコア


常総学院

010 000 010 = 2 H7 E1

100 100 22X = 6 H7 E0

常磐大高

【J】鈴木重寛(1/3),小林(6.1/3),吉田(1.1/3)-宮里

【T】川野辺(9)-石川


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まずは、こんなすばらしいゲームを見せてくれた両チームに感謝したい!


常磐大高はうれしい勝利!さすがに8回裏のワラスくんのホームランはきいた。あれでだいぶと楽になったし、あれがなかったらもしかして分からなかった。しかし、川野辺くんは8回・9回と生きた心地がしなかっただろう。間違いなく今日茨城県内で1番がんばった人だろう。まずはゆっくり休んでほしい。そして、これで関東大会も視野に入ってきた常磐大高。平野くんのこともあるが、今後の投手起用に注目があつまりそうだ。打線は非常に勢いがあって頼もしい。ただ、水戸葵陵の上林くんしかり、あと2つ勝つには好投手からどのように得点するか?実に興味深くなってきた。


30【川野辺くんをリードした常磐大高石川くん】

31【常総学院主将の陶山くんはやはり脅威】

また、敗戦してしまった第一シードの常総学院。やはり、木内元監督や各紙面でも言ってる通り、「実戦経験の差が出た」と。自分もまさしくその通りだと思った。常磐大高は海老澤監督が就任して3年計画の集大成のチーム。多くの選手が下級生のころから経験を積んできている。最初は常総のネームバリューもあり堅さがあったが、試合が進むにつれて常磐大高の選手に「いける!」という優越感が生まれていたのだろう。


33

また、自分があげたいポイントは2つ。まず「2死ランナーなしからの無駄なフォアボールからの失点」。本当にこれはいけない。捕手の宮里くん含めて、今日のことで身に染みただろう。もう1つは「陶山くんの3番起用」。宮里くんの前に置くのはランナーに出てから動きづらいし、やはり1番か2番が似合っている。陶山くんが3番を打つようじゃだめだ。もっとほかの選手が台頭しないと、さすがの常総学院も厳しくなると思う。この先長い冬を迎えることになるが、春にはグレードアップした姿をみせてもらいたい。夏のシードポイントの件も気になるところだ。常総学院のノーシード爆弾なんかになったら末恐ろしい夏の抽選会になってしまうだろう。






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