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【春の高校野球2016】茨城大会1回戦 科技日立-土浦一

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【春の高校野球2016】第68回春季関東地区高校野球茨城大会

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2016年4月29日(金)

笠間市民球場


茨城大会1回戦

科技日立 - 土浦一



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 雨で1日順延となった茨城大会。笠間市民球場では早朝から岩瀬日大の野球部員が一生懸命グラウンド整備を行っていた。今日対戦するこの2チームは、直近の練習試合で土浦一が2勝0敗と勝っている。お互いのチームのことをよく分かっている同士の対戦となる。


02 【注目の強打打者、土浦一天貝くん】

 土浦一の注目選手は、昨年の北関東選抜にも選ばれた長打力が魅力の天貝くん。また、昨夏活躍している選手も多い。投手はコントロールのいい左腕葛綿くんとストレートに威力のある2年生右腕堀内くんの2枚看板だ。投打の軸がしっかりしていて、非常にバランスの取れたチームだ。


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 科技日立は、地区予選から打線が好調。土浦一とは練習試合をやってることから、投手陣対策は万全にしてきただろう。科技日立も2年生左腕の向後くん、右腕の高野くんと左右のエース格を揃える。強打者の土浦一天貝くんの前にいかにランナーを出さないかがポイントになるだろう。


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 そして両方の先発は先攻の土浦一が葛綿くん、後攻の科技日立が向後くんとなった。


 1回表、土浦一1番辰見くんが配球を読んでゆるい変化球をレフト前に運ぶ。その後送りバントも決まり1死1・2塁。迎えるは4番天貝くんといきなり見せ場がやってくる!しかし、科技日立向後くんの執拗な変化球攻めに遭いショートゴロ・・・。土浦一は先制のチャンスを逃した。 (1回表 土0-0科)


05 【科技日立先発、背番号18の左腕向後くん】

06 【土浦一は初回、期待の天貝くんに回る】

 逆に先制したのは科技日立だった。その裏、立ち上がりいまいちコントロールに苦しむ土浦一葛綿から四球をもらうなど2死1・2塁のチャンス。ここで5番横島くんが、ストライクを取りに来るボールを迷いなく引っ張ってレフト前へタイムリーを放った! (1回裏 土0-1科)


07 【土浦一先発、背番号1の葛綿くん】

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09 【科技日立5番横島くんが先制タイムリー】

 しかし、この直後試合が大きく動く。土浦一は、この回先頭の6番泉くんが、安易に入ってきた初球を強振し右中間への3ベース!すかさず同点のチャンスを迎える。その後8番中井くんのセフティーバントも決まり1死満塁。ここで科技日立向後くんは、前の打席に完璧に捉えられた辰見くんに対して警戒してしまっての押し出し四球・・・。ここであえなく降板となった。そして、背番号1をつけた高野くんがマウンドに立った。


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12 【土浦一6番泉くんが右中間へ3ベース】

13 【科技日立は早くも2回でリリーフの高野くんが登板】

 科技日立高野くんは、満塁の場面で代わり端をきっちりファーストゴロに打ち取ったが、これがボテボテでゲッツーが取れず失点。土浦一ベンチがイケイケモードに!すると、土浦一3番三谷くんに2点タイムリー、注目の天貝くんにもタイムリーを浴びてこの回5失点・・・。ショッキングな展開となった。 (2回表 土5-1科)


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15 【土浦一天貝くんのタイムリー2ベース】

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 3回表、土浦一は更に攻勢に出る。先ほどの回3ベースを放った6番泉くんが、今度はライトへ2ベースヒット!そして、科技日立の守備が動揺し内野ゴロをフィルダースチョイス。早くも試合が決まる局面を迎えた。だが、ここから試合の流れを大きく変える事態が発生する・・・・。


 まず、土浦一は無死1・3塁からスクイズを失敗。完全に読まれてしまう。そして、1死1・2塁で今度は送りバントを失敗・・・。更には当たっている1番辰見くんのところで、ランナーがけん制死・・・・。土浦一は攻めのミスが重なって無得点!科技日立のナインが活気づく!! (3回表 土5-1科)


 その裏、経験豊富な土浦一葛綿くんは、この嫌な流れを止めようとスコアボードのゼロを目指して2アウトランナーなしとする。そして、3人目の打者も低目をうまく打たせてファーストゴロ。しかし、カバーに入った葛綿くんだが、きわどいタイミングもあり、焦ってボールを捕球できず・・・。その後、科技日立4番荒川くんには警戒しての四球。チェンジとなるはずがピンチとなってしまう。すると、科技日立はここぞとばかりにたたみかけ、5番横島くん、6番高野くんの連続タイムリーで2点を返す!!これで試合は全く分からなくなった。 (3回裏 土5-3科)


 4回表、それでも土浦一はヒットと相手のエラーでランナーを出し、引き離すチャンスを得る。1死1・2塁で4番天貝くん。絶好のチャンスを迎える。しかし、またしてもランナーがけん制死・・・・・。科技日立レフト井坂くんのファインプレーもあり、土浦一は嫌な流れを払拭できない。 (4回表 土5-3科)


18 【科技日立レフト井坂くん(中央)のファインプレーで得点を与えず】

 その裏、科技日立は完全に試合の流れを引き寄せる。相手のエラーで出塁した途中出場の塩野くんが盗塁を決めると、当たってる2番小柳くんが粘ってレフト前にヒット。得点のチャンスとなる。そして3番塩沢くんのセンターへのあたりは、ふらふら~と風に流されて緑の芝生に落ちるタイムリー。ここまで2四球と勝負を避けられた4番荒川くんは、鬱憤を晴らすタイムリー。ついに科技日立が追いつく! (4回裏 土5-5科)


19 【同点タイムリーの科技日立4番荒川くん】

 土浦一は試合を立て直そうと、背番号10堀内くんを5回裏からマウンドへ。腕の振りがよくストレートにも伸びがあって、この回は期待通りの三者凡退!いったん試合を落ち着かせ前半を折り返す。 (5回裏 土5-5科)


20 【5回頭からリリーフした土浦一背番号10の堀内くん】

 しかし、後半に入っても科技日立の勢いがおさまらない。ここまで、粘りの投球で3回以降は得点を与えなかった高野くんが、6回表を三者凡退とし攻撃にリズムを与える。6回裏は1番井坂くんが盗塁、2番小柳くんがしぶとくレフト前、3番塩沢くんが勝ち越し2点タイムリーとなる快心の右中間3ベース、更には4番荒川くんの犠牲フライでこの回3点。走る人が走って、繋ぐ人が繋いで、打つ人が打つ!!科技日立が試合の主導権を奪った。 (6回裏 土5-8科)


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22 【科技日立2番小柳くんが粘りに粘って中軸につなぐ】

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24 【タイムリー3ベースの科技日立3番塩沢くん】

 土浦一がチャンスを作りながら得点できない中、7回表、この回先頭の科技日立小笠原くんが値千金のレフトへのホームラン!!!思わぬ伏兵の大きな当たりに、1塁側は歓喜に満ち溢れた。 (7回裏 土5-9科)


25 【科技日立7番小笠原くんがホームラン!!】

 土浦一はその後1点を返すも、満塁の場面で頼みの天貝くんがゲッツーに倒れるなど意気消沈。試合の流れを変えることは出来なかった・・・。 (終了 土6-10科)


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■スコア

土浦一

050000010 = 6 H10 E2

10220311X = 10 H5 E2

科技日立

【土】葛綿(4)、堀内(4)-天貝

【科】向後(1.1/3)、高野(7.2/3)-荒川

*本塁打 小笠原(科)


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 それにしても科技日立の諦めない精神というか、反骨心がすばらしい。過去に強豪校を前評判を覆す内容で苦しめるダークホース的な存在と謳われることだけあって、代々精神力の強さを見せてくれる。本番に強いというか、ただでは転ばないチームだ。また、序盤で継投した高野くんは、代わり端に打たれてしまったにも関わらず、打撃陣を信頼して粘りの投球を見せてくれた。


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 土浦一は序盤の大量点で試合を優位に進めるかと思いきや、自らのミスにより流れを相手に渡してしまい、逆転される事態となった。とくに、中盤での大事な局面での相次ぐけん制死。全てのポイントは3回表だったと思う。ここで1点でも取ってれば、試合内容はガラって変わったものになっていたかもしれない。夏のシード奪取とはいかなかったが、逆にこの敗戦が春でよかった。この試合を反面教師としてしっかり検証し、万全の体制で夏に挑んでほしい。

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