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【春の高校野球2016】茨城大会県西地区代表決定戦 鬼怒商-水海道一

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2016年4月17日(日)

結城鹿窪球場


茨城大会県西地区代表決定戦

鬼怒商 - 水海道一



この日は超強風状態。バックスクリーンの高野連の旗がポールごと飛んでいってしまいそうなレベル(まあ、実際飛んでいってもらって方がネタとしては面白かったが)。2試合目になり雨が止むと、鹿窪球場の鮮やかなグリーンの人工芝に高速で移動する雲の陰が外野のスタンド方向に移動し続けていました。しかし、数年高校野球を観戦してますが、こんな強風のシチュエーションは経験したことがないです。


34 【今日は強風でフライ処理は困難を極めた】

鬼怒商はエース大木くんの好投もあり8年ぶりの秋の県大会出場。当時、水害でグラウンドが水没するなどもの被害を受け、県大会の結果次第では災害困難克服として21世紀枠という流れもあったが、惜しくも1回戦敗退。秋に大木くんを援護できなかった打撃陣が一冬越してどう成長したかに注目したい。


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水海道一の秋は、地区1回戦で78回も「常総野の早慶戦」として定期戦を行っている下妻一との激戦を制したが、決定戦では守谷の中塚くんに抑えられて県大会出場を逃す。まあ、その結果も、練習より水害のボランティアを優先し地域貢献してきたからだ。秋は大会の準備もまともに出来ない状況だったが、春はシードを破って県大会に出場したい。また、鬼怒商の大木くんには作夏の新人戦で1-4とやられているが、逆に大木くんの球は経験済みということにもなる。


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31 【水海道一鈴木厚監督、災害時は野球よりもボランティアを優先し他校にグラウンドも提供】

水海道一の先発は右サイドスローの中島くんだったが、初回はのっけから味方のエラーで出塁を許しど先制されるピンチだった。だが、丁寧にコースをついて鬼怒商の中軸打ち取り事なきを得る。 一方の鬼怒商のエースで左腕の大木くんは、その大きい体をめいいっぱい使うパワフルなフォーム。ストレートはやはり目を見張るものがある。バッターの膝元にぐいぐい突っ込んでいく。スライダーは多少立ち上がりコントロールに苦しんでいたが要所では決まっていた。


03 【水海道一の先発は右サイドスローの中島くん】

04 【鬼怒商の先発はチームの大黒柱大木くん】

鬼怒商打線は2巡目となり水海道一のサイドスロー特有の癖のあるボールの軌道に対応。3回表には2番渋井くん、4回表には7番内藤くんの長打から8番木村くんのタイムリーと、4回表までに2点を奪取。投げているのが好投手の大木くんということもあり、試合が優位に運ぶハズだった・・・・・。


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06 【鬼怒商2番渋井くんの先制タイムリー】

07 【タイムリーを放った鬼怒商8番木村くん】

4回裏の水海道一の攻撃。ここからハチャメチャな破天荒ならぬ破天候な物語が始まった・・・・。2番海老原くんがレフト線へヒットを放って出塁。3番岸本くんのあたりは鬼怒商大木くんの高めの球を打ってレフトフライ・・・・?すると、球場が強風で伸びていく打球にざわめき、なんとバックスクリーン横に到達!衝撃的なホームランで水海道一が同点に追いついた。これには鬼怒商の大木くんだけではなく、守っている選手達にも大きく動揺が広がる。けん制悪送球や外野フライ捕球ミス、ランナーが飛び出したが挟殺できないなど、ミスが重なり水海道一逆転を許す。 (4回裏 鬼2-3水)


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09 【水海道一3番岸本くんの快心のホームラン】

それでも、すかさず5回表に2本の長打で再逆転するあたりはシード校の貫禄を見せた鬼怒商だったが、ポイントの5回裏が訪れる。この回は水海道一の9番根本くんのヒットを皮切りに上位打線が大木くんのストレートに打ち負けず5連続安打でまたもや逆転!普段なら打ち取られてる当たりでも、ことごとく強風が味方してヒットにしてくれる。鬼怒商守備陣はまたもやパニック!バッテリーミスやエラーが重なり水海道一の下位打線にも長打を浴びる始末でこの回7失点。鬼怒商の絶対的エースは前半でまさかの10失点で降板。6回からは背番号17で右腕の本田くんがマウンドに立った。こんな展開は誰にも予想できなかったと思う。 (5回裏 鬼4-10水)


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11 【水海道一根本敦史くんが2点タイムリー!】

12 【鬼怒商は大木くんを諦め、6回から背番号17の本田くんがリリーフ】

6回表、絶対的優位に立つかと思った水海道一だが、投手陣はこの風と振れている鬼怒商打線にかなりの神経を使い疲弊。5回に継投した根本くんが失点したところで、もう一度先発した中島くんをマウンドに戻す。しかしながらこれが裏目に出て、2つの押し出しを含む3四球。くるしい投手の台所事情を露呈した。一瞬、コールドゲームもよぎったスコアになったが、逆に鬼怒商に希望を与える3点を献上してしまった。 (6回表 鬼7-10水)


13 【鬼怒商関口くんがホームイン!水海道一の流れを止める】

14 【連続押し出しで急遽リリーフの水海道一岡島くん】

それでも水海道一は7回裏に下位打線の頑張りと相手のミスで2得点。さすがにここで試合は決まったかに思えたが、追い込まれた鬼怒商打線が8回表に開き直った!!1番岩田くんが右中間に3ベースヒット放って反撃ののろしを上げる。するとすかさず内野安打で1点。その後、5番磯山くんの長打、7番内藤くんのタイムリーなどであっという間に1点差。水海道一はたまらず古矢健志朗くんをマウンドを託すが、鬼怒商の勢いは止まらずこの回5得点で同点に追いついてしまう。 (8回表 鬼12-12水)


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19 【鬼怒商5番磯山くんが左中間へ2点タイムリー】

そして8回裏には鬼怒商の翼を折られたエース大木くんがマウンドに再降臨する。この頃には不思議なことに風もおさまり、ストレートで詰まらせ外野フライで抑えることができるようになる。投球ごとに生き返っていく大木くんに一度捕らえたはずの水海道一打線は戸惑った。 (8回裏 鬼12-12水)


9回の攻防は1点をめぐる息を呑む展開。水海道一6番手の小林くんはこの回からリリーフ。しかしこの小林くんが結構落ち着いていて、しっか間合いも取って投げ急がない。鬼怒商の6番関口くんの打席では自打球のファールかキャッチャーゴロで揉める場面もあったが、何とかゼロで抑える。鬼怒商の大木くんは、追いついてくれた仲間のために絶対失点してはいけないと2三振を含む気迫のピッチング!!お互いの意地がぶつかり合い試合は延長戦となった。 (9回裏 鬼12-12水)


20 【水海道一は9回から背番号11小林くんがマウンドへ】

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23 【水海道一は全員ベンチから出てチェンジになるかどうかの判定を待つ】

10回表、水海道一の小林くんだが、延長のプレッシャーからか?微妙にコントロールを乱し2アウトは取るも自分の出したフォアボールで全ての塁を埋めてしまう。ここで、鬼怒商はキャプテンの3番小室くん。ストライクを取りにきたボールを懇親のスイング!打球はセンター前の2点タイムリーとなり、勝利をぐっと手繰り寄せた。 その裏は鬼怒商のファースト内藤くんのファインプレーなどもあり、大木くんが危なげなく締めてゲームセット。3時間半の物語は幕を閉じた・・・・。


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26 【鬼怒商は主将の小室くんが勝利を導く決勝タイムリー】

27 【熱戦に終止符!鬼怒商エース大木くんガッツポーズ】


■スコア

鬼怒商

001 123 050 2 = 14 H17 E4

000 370 200 0 = 12 H14 E1

水海道一

(延長10回)

【鬼】大木(5)、本田(2)、大木(3)-大沢

【水】中島(4.1/3)、根本敦(2/3)、中島(2/3)、岡島(1.2/3)、古矢健(2/3)、小林(2)-岸本

*本塁打 岸本(水)


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いや~~何から感想を書けばいいか・・・。とにかく試合終了後、この悪天候を耐えながら試合を観戦していた人達は、驚くべき速さで捌けていった。自分は荷物がぐちゃぐちゃだったので整理していると、スタンドには自分1人。帰る途中の1塁側スタンドで余韻に慕って座ってると、仲間が外で整理運動をする中、1人ベンチでぐったり座っている鬼怒商のエース大木くんを発見した。彼のその姿がこの試合のすさまじさをすべて物語っていた。


35 【要所で打撃・守備両面でいいプレーを見せた鬼怒商7番ファースト内藤くん】

チームの運命は自分にかかっているという責任感から、チームに危機をもたらした本日の投球を省みてるのかもしれない。しかし、今日は全員野球で勝った。大木くんはもう少し肩の荷を降ろしてバックに任せてみてもいいと思う。常総学院の絶対的なエース鈴木昭汰くんも、「打線が仕上がってない分、自分が頑張らなくてはいけないと思い余計な力が入った」とセンバツでの敗戦を振り返っていた。やっぱりいくらすごい投手でも、周囲の助けや意見は必須なのだと思う。それに今日の強風ではゴロを打たせる配球に徹底すべきだった。カーブなどゆるいボールで内野ゴロを打たせることが出来れば、投球の幅も広がるし省エネもできるだろう。そして守備陣は大木くんの信頼を得れるように、今日の結果を猛省すべきだ。


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水海道一は本当に惜しかった。一番悔やまれるのは6回表の3失点だろう。のべ6人を投入した継投が苦しさを物語った。しかし、風の力を借りたとはいえ、大木くんのストレートに対応したのは見事。冬の練習の成果が出たのだろう。低めのボールにも対応したところが大木くんの焦りを生んだのだろう。それに、走塁も効果的に絡めてきて、攻撃に関しては仕上がってきた感じ。まあ、あとは3ヶ月で投手陣をどの程度整備できるかだろう。まあ今日の試合を観て、自分の持ってる水海道一のしつこいというイメージはやっぱり健在だった。

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コメント

1. 無題

鬼怒商、点取られましたねf(^_^;
でも天候悪いと難しいですからね。
夏は鬼怒商、今度はマークされるから底上げしなきゃいけません!

水海道一も昨夏はつくば国際に勝つなど侮れませんね!

2. Re:無題

>BIG BOSS(88伝説を受け継ぐ男)さん
好投手に陥りやすいパターンですけど、投高打低の秋は空振りや詰まらせたりできたボールも、一冬越すと思いのほか打者のレベルが上がってくるので通用しなかったりしますよね。たぶんバッテリーには、速球で詰まらせてフライアウトにするというイメージがあって、それが実践できてたけど、不運にもあの風でことごとくヒットになってしまったというところかもしれないです。

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