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【夏の高校野球2015】茨城大会4回戦 日立一-守谷

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【夏の高校野球2015】第97回全国高等学校野球選手権 茨城大会



2015年7月18日(土)

笠間市民球場


茨城大会4回戦

日立一-守谷



01

 日立一は新チームが期待されながらも秋は県大会で鉾田一に完封負け。その後は影を潜めてしまった。しかし、夏に元気な日立一が戻ってきた。2回戦で水戸商に大逆転勝利を収めてから波に乗っている。当然、打線が非常に活発だ。投手陣は主に鈴木彩斗くんと片山くんの2人の継投できている。

 守谷は打線は活発とはいえないが要所できちんと打てている。特に1回戦で2本の本塁打をたたき出した3番寺嶋くんの思い切りの良さに期待がかかる。投手陣は吉波くんと中塚くんの2人で回している。

 粗さはあるが勢いのある日立一と、相手の隙を突いてくる緻密な野球の守谷とのベスト8をかけた対戦となった。笠間市民球場は休日ということもあり、キャパを超えるお客さんの数だった。



【先攻】日立一

1 (中) 島  ⑧ 1年

2 (一) 鈴木綾人⑬2年

3 (左) 青山 ③ 3年

4 (投) 鈴木彩人③2年

5 (右) 木村 ⑳ 3年

6 (二) 橋本 ④ 2年

7 (捕) 渡邉 ② 3年

8 (三) 吉原 ⑤ 2年

9 (遊) 塙  ⑥ 3年



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【後攻】守谷

1 (捕) 逆井 ② 2年

2 (二) 中村 ④ 2年

3 (遊) 寺嶋 ⑥ 3年

4 (中) 紺野 ⑨ 2年

5 (右) 渡辺匠⑧ 3年

6 (左) 浅野 ⑭ 1年

7 (三) 渡邉大志郎⑤3年

8 (一) 秋葉 ③ 3年

9 (投) 中塚 ⑩ 2年



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 1回表、守谷の2年生中塚くんの立ち上がりだが、非常に丁寧なピッチング。先頭打者の日立一1番島くんを三振にとると、その後のバッターも低目を引っ掛けさせて三者凡退。上々の立ち上がりだった。 (1回表 日0-0守)



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【↑守谷の先発は2年生右腕の中塚くん】


 1回裏、日立一はマウンドに鈴木彩斗くんがあがりこちらも2年生。立ち上がりはやや制球に苦しみボールが先行。守谷の1番であたっている逆井(さかさい)くんがライト前に運ぶと、2番中村くんが先制点が大事ときっちり送りバント。その後、日立一に四球やワイルドピッチが出て1死1・3塁。先制のチャンスが訪れた。しかし、その後サインミスかどうかわからないが1塁ランナーが無造作に走って盗塁失敗。おとりで飛び出してその間に3塁ランナーがホームインという守谷らしい先制を狙ったのかもしれないが、うまくいかなかった。 (1回裏 日0-0守)



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【↑日立一の先発は同じく2年生の鈴木彩斗くん】


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【↑1回裏、守谷先頭の逆井くんがヒットで出る】


 2回裏、守谷はこの回先頭の5番渡辺匠くんがヒットで出て、送りバントで2塁へ。この回もしっかり形をつくる。しかし、日立一の鈴木彩斗くんに本来の調子が出てきて変化球がキレはじめ、後続をきっちり抑えられてしまった。 (2回裏 日0-0守)



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【↑2回裏、序盤守谷は先制のチャンスを活かせない】


 3回表、守谷は快調な中塚くんの投球で平穏な守りが続いていたが、1死から日立一8番吉原くんがライトへ2ベースヒットを放つ。続く9番塙くんのあたりは内野ゴロ。しかし守谷はなんでもないファーストへの送球をボールの握りが悪かったのか痛恨の悪送球。これがタイムリーエラーとなり思わぬ形で先制を許してしまった。また、3塁側の日立一の応援がすごくて、ここぞとばかりに盛り上げた。 (3回表 日1-0守)



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【↑3回表、思わぬかたちで日立一に先制点が入る】


 そんな守谷だが、4回裏に同点のチャンスを迎えた。この回は1死ランナーなしから日立一にエラーが出て、ヒットと四球で満塁のチャンス。ここでスクイズを仕掛けるが投手の正面に転がりホームでホースアウト。また、チャンスをつぶしてしまった。満塁からのスクイズは意外と難しい。 (4回裏 日1-0守)



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【↑4回裏、守谷5番渡辺匠くんまたもヒット】


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【↑4回裏、守谷は満塁からのスクイズ失敗】


 後半に入り日立一の中軸が狙い球を絞ってきた。いままで守谷中塚くんの低めの球にてこずっていた日立一打線だが、3番青山くん、4番鈴木彩斗くんとヒットで続く。すると、5番木村くんが中塚くんの高めに来た甘い失投を見逃さずにフルスイング!打球は右中間を破り2ベース。ランナーが1人返り、追加点が日立一に入った。尚も1死2・3塁から、守谷のお株を奪うスクイズが決まり3点目が入った。 (6回表 日3-0守)



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【↑6回表、日立一5番木村くんのタイムリーで追加点】


 6回裏、守谷は5番渡辺匠くんが1人火を噴くこの日3安打目となるライト方向への長打がでるものの、後続の外野へのいいあたりはことごとく強い逆風に戻され、ホームベースを踏むことができなかった。 (6回裏 日3-0守)



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 その後外野の捕球ミスなど守谷としては珍しいミスが出て、なかなか乗り切れないでいたが、7回裏に疲れの見え始めた日立一の鈴木彩斗くんを捕らえた。これまで、キレのいい変化球に苦しめられていた守谷打線だったが、9番中塚くんのヒットを皮切りに1番逆井くんもセンター前に運んで続いた。2死となったがランナー1・3塁。ここで、3番寺嶋くんの思い切りのいいバッティングが出てようやく打線がつながった。1点を返して終盤へと望みをつなげた。 (7回裏 日3-1守)



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【↑7回裏、自らのバットでチャンスをつくる守谷中塚くん】


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【↑守谷主将の寺嶋くんの1打で1点返す】


 8回裏、山場がやってきた。日立一の鈴木彩斗くんも疲れからか制球も乱れ始めて連続の四球。守谷の8番秋葉くんはレフト前にきれいに運び1死満塁。守谷に願ってもないチャンスを訪れる。ここで打席には9番中塚くん。カウントはノーストライクスリーボール。押し出しを狙いバントの構えで揺さぶるが、日立一鈴木彩斗くんも踏ん張って押し出しは許さない。1塁側では中塚くんの下の名前で「さとし」コール、3塁側では「あやと」コールとしびれる2年生対決を迎えた。



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 結果は空振り三振!日立一の鈴木彩斗くんに軍配があがった。その後1番逆井くんはファーストファールフライに倒れ、日立一の選手たちが「よしっ!」といわんばかりに元気良くベンチに戻っていった。 (8回裏 日3-1守)



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 9回裏、日立一は背番号1の左腕片山くんがマウンドにあがり、とにかく腕を振った。1本ヒットは許したが、球筋の全く違う投手に守谷のクリーンナップも即座に修正することはできず、最後はショートに力のない打球が飛びゲームセット!日立一が勢いそのままに第4シードの難敵守谷を下し、ベスト8へ進出した。 (終了 日3-1守)



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【↑9回裏、日立一はマウンドに左腕片山くんが立つ】


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■スコア


日立一

001002000 = 3 H7 E1

000000100 = 1 H10 E2

守谷



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 日立一は勝負どころで強さを発揮した。基本的には守谷の中塚くんを攻略したとは言いがたいが点の取り方がよかった。バッターもバットを積極的に振りにいき、勢いを感じた。先制してから、鈴木彩斗くんの投球内容が良くなり、とくに変化球は切れがあった。後半はもったいない走塁ミスなどもあり、試合巧者の守谷に隙をみせてしまったが、投手陣がここぞというところでよく踏んばった。



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 また、日立一の応援は統率が取れて音量、速さどれをとってもいい。元気が出てくる。しかしながら、観戦していて驚いたのは、試合の流れを把握して応援していることだ。味方が何かひとついいプレーをするとそれに便乗してして大盛り上がり。ただフライをとっただけでも。「さぁ~こっからいくぞ~」みたいな感じでテンションがあがってくるような応援の仕方だ。ピンチをしのいでからの次の攻撃へと移るときの盛り上げ方は尋常じゃない。相手にはこの上ないプレッシャーだ。応援のおかげで試合まで日立一ペースと錯覚してしまう。

 


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 守谷は序盤に送りバントなど攻撃の形をしっかりつくり、先制するチャンスが何度かあった。しかし、そこで気負ったのかチグハグしてしまいチャンスを逸してしまった。更に味方のタイムリーエラーが発生し、そこで流れが日立一に行ってしまった。後半も相手投手が疲れてきて攻めどころだったが、味方の外野のミスなどいまいち乗り切れない状態となってしまった。

 3年生が最後となってしまったが、2年生の主力が結構残る。今日は下級生にミスがでてしまい悔いが残る内容となってしまったが、このリベンジを果たす機会はきっと訪れるはずだ。日立一も同じ顔ぶれが結構残る。また、この勝負を見ることを楽しみにしたい。



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コメント

1. 常総が…

観戦お疲れ様でした。

私は、今日は土浦で2試合観てきました。やはり、4回戦になると、しまったいい試合ですねー。

常総はまだ先で観ればいいやと思っていたら、負けてしまいました…。

かなりショックです(*´-`)

これで県代表が全くわからなくなりましたね!

2. 無題

石岡一が8入りを決めました!
土浦日大に勝つなんて自分らの世代には信じられません。(当時は広島に行った小山田がいた頃でした。)
霞ヶ浦も6年連続8入りを果たしてるのですね。
好ゲームを期待します!

3. Re:無題

>ブルーコンコルドさん
こんばんわ~
石岡一も霞ヶ浦も常総と藤代が負けてしまったことで、めちゃくちゃテンションあがってることでしょうね。この試合はどうなることやら、すごいことになりそうです!

4. Re:常総が…

>麺鯉さん
常総敗退は車のラジオで聴いていたのですが、本当信じられませんでした。しかし、東洋大牛久はエースが出られないときいてノーマークでしたが、やられました。有馬くんですか。覚えておきます。
どこが優勝するんだか、本当わからないです。とりあえず霞ヶ浦-石岡一は見逃せませんね。
ちなみに下妻二は明秀のデータ採ってました。

5. 日立一高

私は鹿島学園野球部のOBなので、日立一高は試合相手として見ます。2年前は夏と秋に対戦しました。
特に素晴らしいのは走塁と送球、あとは試合する流れを理解する頭脳。
これは本当に強豪にふさわしいレベルです。打力とパワーがあれば準々決勝の壁も破れると思います。
甘いコースに来ない全国レベルの投手を撃ち破る打力に期待したいです。がんばれ日立一高

6. Re:日立一高

>かさやんさん
こんにちわ~!昨日はすごい1日でした。
鹿島学園と日立一とういと加賀谷くんがいたときですかね。あの準々決勝は観てました。
準々決勝の壁、相手は水城ですし文句なしですね。両校の応援も凄そうです。
常総・藤代がいなくなって、残ってるチームのモチベーションはかなりあがってるでしょうね!!日立一と水城の熱戦を期待します♪

7. お疲れ様でした。

今年は諦めていたざいこさんの記事読めて嬉しいです。
お身体は大丈夫ですか?
無理はしないでくださいね。

私も昨日は昨日は明秀観に行きました。
明秀が勝ち、日立一も勝ち、
とにかく弱いと言われ続けた県北が2チーム残ってるというのは嬉しい事です。
それにしても、常総・藤代の負けはホントに予想外てした。
野球は何があるかわからないですね。
やっぱり高校野球は面白い。
私は明日は観に行けませんが、仕事しながら気持ちは野球応援です。








8. も~なんといっていいか

本当にレポートありがとうございます。
僕みたいなアホでも分かりやすくて、読んでいて状況が浮かんできます。
次は水城との対戦。いずれにせよ強敵を撃破してきた日立一!ああ~どうなるんだろう。

9. Re:お疲れ様でした。

>ぼよぽよさん
こんばんわ~!お久しぶりです。
ここまで来ると疲労困憊ですが、明日がラストなのでがんばります。
明秀日立もさずがここまで勝ち上がってきましたね。2年生が諸事情で参加できなくなった逆境の中ですが、がんばってもらいたいです。下妻二は小菅監督のもと緻密なデータ野球を展開してくると思います。後半出てくる古谷投手が非常にいいので、明秀としては前半のうちに試合を決めたいところです。
しっかり、その勝負明日見届けます。レポ遅くなるかもしれませんがよろしくお願いします。

10. Re:も~なんといっていいか

>ハマさん
こんばんわ~
今回は日立一は母校ですが、実は守谷の野球結構好きなんですよ。やっぱ夏は勢いが大事と痛感した試合でした。守谷の下級生は3年生の想いを受けて今度はやってくれると期待してます。
日立一は水城とですね。昨年の取手松陽の打線の勢いと今回の日立一の勢いが被るので、のっけから小林くんのボールに振りまけないようだと日立一にチャンスありです。重要なのは走塁で水城は結構機動力のチーム相手だと守りのミスがでる確率が上がるので、日立一は走り回ることですね。水城攻略のヒントはすべて昨年の水城対取手松陽に詰め込まれてます。
水城のほうは、体力的に日立一鈴木彩斗くんは長いイニングもたないと思うので中盤から後半にかけて畳み掛けるチャンスだと思います。キレのいい変化球を打つ技術があれば水城の圧勝もあるかもしれないです。
あと、両校の応援はすさまじいことになりそうなので、それだけでも観に行く価値十分です。

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ざいこ

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茨城の高校野球を中心にブログを書いてます。1つの試合に対して試合の流れをわかりやする伝えることを心がけてます。写真も多めです!

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