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【夏の高校野球2015】茨城大会3回戦 総和工-常磐大高

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【夏の高校野球2015】第97回全国高等学校野球選手権 茨城大会



2015年7月15日(水)

水戸市民球場


茨城大会3回戦

総和工-常磐大高



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【↑3回戦から茨城放送稼動!(途中経過が入るときの音が好き)】


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 この試合は、「お互いの次戦への欲が試合を難しくした」そのような展開だった。

 総和工は総合力が高く、走ることへの意識が高い機動力のチームだ。ただ、秋・春と敗れた試合では守りのミスから持っている実力を発揮できなかった。この試合は相手が海老澤監督率いる常磐大高で、ミスに乗じて攻め込むのがうまいだけに、ノーミスでいきたい。4番知久くんは1回戦も3安打していて注目のバッターだ。



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 対する常盤大高は、この春水戸桜ノ牧から海老澤監督が就任し、新生常磐大高として夏を迎えた。ここまでは1年生の投手陣を中心に強さを発揮し、今大会のダークホース候補として名乗りを上げている。打つほうも各打者まんべんなく打っていて、どこからでも得点する能力がありそうだ。

 後攻の常磐大高の先発は1年生右腕の田崎くん。のらりくらりとした雰囲気で淡々と投げる印象の投手だ。先攻総和工の先発はエース上原くんではなく1年生の左腕大竹くんが先発。果たして、夏の初登板で重役を果たせるか?立ち上がりに注目が集まった。



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 1回表、常磐大高の田崎くんの立ち上がりだが、総和工のうるさい上位打線を3人できっちり抑える。1年生とは思えぬゆとりを感じるマウンドさばきで、非常にコントロールがよく高低差をうまく使ってくる。テンポがやや速く相手の打者に考えさせる余裕を与えない。手首が柔らかく変化球の曲がりが大きい。球速はそこそこだが、緩急を使い速く感じる。 (1回表 総0-0常)



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【↑常盤大高1年生エースの田崎くん】


 1回裏、総和工の1年生投手の大竹くんだが、立ち上が固さがあり先頭打者に四球を与えてしまう。簡単に送られたあと、バントの構えに揺さぶられて常磐大高3番石川くんにも四球を与えてしまう。4番後藤くんのヒット性のあたりは守備範囲の広いセンター知久くんのおかげで事なきを得たが、5番田崎くんには簡単にライトに運ばれる。タイミング的にはホームは無理だったが、ライトからの返球がそれてしまい1人ホームイン。常磐大高が1点先制した。

 その後、6番宮田くんのあたりはボテボテのセカンドゴロ、間に合うかどうか微妙なタイミングだったがファーストへ送球。これが悪送球となり今度は2人がホームイン。総和工は懸念していた守りのミスがでてしまい、3失点のスタートとなった。 (1回裏 総0-3常)



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【↑総和工先発1年生左腕の大竹くん】


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【↑1回裏、常磐大高1番井上くんが先制のホームを踏む】


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 総和工はすぐ反撃に出たかったが、常磐大高田崎くんの投球がすばらしく、得点の気配がない。3回表には死球で出た初めてのランナーが盗塁で刺されてアウトになるなど、持ち前の機動力も封じられた。 (3回表 総0-3常)



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【↑3回表、総和工盗塁を阻止される】


 3回裏、総和工は無死2塁のピンチとなったところで早くも継投。背番号10の小野里くんがマウンドにあがった。しかし、力が入ってしまい連続四死球を与えてしまう。この回はライト瀬田くんのダイビングキャッチでなんとか無失点に抑えることができた。 (3回裏 総0-3常)



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【↑3回裏、総和工は2番手小野里くんが継投】


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 4回裏、総和工は1アウトをとったあと、内野がなんでもないゴロをエラー。嫌なランナーが出て、常盤大高の上位にまわしてしまった。すると、常磐大高1番の井上くんが鋭いあたりでつなぐと、2番野上くんが長打で2人のランナーを返した。総和工は常磐大高田崎くんのピッチング内容を考えると、序盤での5点差は非常に重いものとなった。総和工はこの流れを断ち切ろうと安定感のあるエース上原くんを5失点してからマウンドにあげた。 (4回裏 総0-5常)



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【↑4回裏、2点タイムリーを放った常磐大高2番野上くん】


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【↑5点差で総和工エースの上原くんが登板】


 後半に入り常磐大高は驚いたことにここまで1本もヒットを許していない田崎くんを下げて、同じく1年生の菊地くんをマウンドにあげた。しかし、これが完全に裏目となった。ストレートが速くそれ主体の投球スタイルだったが制球が乱れていて、とくに変化球は抑えが効かずに浮いていた。2死から連続四球でおまけにボークも出てしまう。ここで総和工4番知久くんに2点タイムリーを打たれ、流れを総和工に渡してしまった。 (6回表 総2-5常)



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【↑総和工はコーチャがバックネットから数回ジャンプしてから猛ダッシュしてボックスにつく】

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【↑常磐大高は6回から2番手で1年生の菊地くんがリリーフ】


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【↑後半に入り総和工、反撃開始】


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【↑6回表、2点をたたき出した総和工4番知久くん】


 総和工上原くんはエースらしく試合を立て直すナイスピッチング。ピンチにも動揺せず観ていて安心感があった。そんな上原くんの粘りのピッチングに野手も応え、8回表には常磐大高が継投でバタバタしている隙に2番湯本くんがタイムリーを放ち2点差まで詰めていった。 (8回表 総3-5常)



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【↑8回表、ホームインした総和工背番号15霜田くんの激走】


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【↑最終回のマウンドへあがる常磐大高平野くん】


 しかし、総和工は9回表に先頭ランナーを出すも、常磐大高4番手の1年生右腕平野くんに要所を締められゲームセット。追い上げ及ばず、常磐大高がフレッシュな布陣で4回戦に進出した。 (終了 総3-5常)



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■スコア


総和工

000002010 = 3 H3 E3

30020000X  = 5 H8 E1

常磐大高



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 常磐大高は1年生投手の活躍を中心に前半のアドバンテージを守りきった。しかし、被安打ゼロの田崎くんをスパッと代えるところに、投手陣への自信を覗かせた。ただ、次戦以降のことを考え試合を苦しくしたのは事実だ。総和工にあと1本が出ていれば危ないところまで試合をもっていってしまった。田崎くんは確かに今は完投する体力がないのかもしれない。事実、だんだんと回を追うごとに投球バランスが悪くなる。今後、どのような投手起用になるのか?投手が多いほど監督の手腕が試される。

 投手に目が行きがちだが、打線が非常いい。1番の井上くんは長身でガタイがよく、いかにも打ちそうな雰囲気がある。ほかの打者も振りが鋭く意外と長打力がある。ここぞとばかりにこの夏に合わせていいチームをつくってきた。今後、強豪校とどのような戦いをみせるか?注目が集まるだろう。



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 一方の総和工だが、この夏も守りのミスから敗戦してしまった。シートノック時からあまり動きが良くなかったので心配はしていたが・・・。投手起用も今後を考えて、エース以外にも経験を積ませたいのは分かるが、常磐大高のこれまでの勝ち上がり方をみて、ピークはここにもってくるべきだった。要するにエース上原くんに頭からすべてを託す必要があった。正直、組合せの妙で4回戦の相手の方が今日の相手より楽であること考えるべきだった。後半の追い上げはさすがだったが、前半の失点が痛かった。1番進藤くんや4番知久くんなど主力が何人か残るので、新チームに期待したい。



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【↑1塁側は常磐大高と水城の連合応援団みたいになってた】 

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