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【春の高校野球2015】茨城大会準決勝 常総学院-石岡一

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【春の高校野球2015】第67回春季関東地区高校野球茨城大会



2015年5月2日(土)

水戸市民球場


茨城大会準決勝

常総学院-石岡一



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 茨城大会もいよいよ準決勝。山梨で行われる関東大会出場をかけた熱戦が繰り広げられる。

 常総学院の打線は選抜の勢いそのままに得点力が高い。特に上位打線は長打力があり非常に脅威だ。そんな中、1年生のめがねがトレードマークの陶山くんがスタメンで活躍。常総学院の層の厚さを感じる。外野手なので荒原くんが今大会はサードを守っている。投手陣はエース鈴木くんはちょっと投げているだけでほとんど温存状態。右の樫村くんも怪我とあって、菅原くんや井上くんの登板が増えている。また、石井くんが今大会は投手として起用されている。果たして、エース鈴木くんは先発するのか?そこに注目が集まる。



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【↑1年生でスタメン出場の常総学院陶山くん】


 石岡一は、今大会投手陣の活躍が大きい。打線はあまり元気がないが、なんとかロースコアの展開に持っていって勝利を掴みたい。エース木村くんが常総学院相手にどこまで通用するか?常総学院はスクリューボールにどう対応してくのかがみものだ。この2チームは夏の県南選抜準決勝で対戦し4-0で常総学院が勝っているが、そのときは主に石田くんが長いイニングを投げて、木村くんは1イニングのみ投げている。対戦したのは常総学院の宇草くんと和田くんだけだ。石岡一は下位打線がつないで上位の飯泉くんや本多くんの前にランナーを置きたい。なんとか先制して、常総学院を焦らせたい。



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 そして、気になる常総学院の先発は背番号10の右腕菅原くんだった。石岡一はエースで左腕の木村くんを頭からもってきた。先攻は常総学院、後攻は石岡一でプレイボールがかかった。



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 1回表、石岡一木村くんの立ち上がりだが、常総学院1番の宇草くんを死球を出してしまう。2番陶山くんはきっちり送りバント。長打力のあるクリーンナップの前にランナーを置いてしまい、初回から神経を使った。3番荒原くんにはファーストへの内野安打を打たれピンチをひろげる。ここまで2HRの4番和田くんを迎えるがここは追い込んでからのスクリューを振らせて三振。5番石井くんはライトフライとなんとか無失点に抑えることができた。 (1回表 常0-0石)



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【↑石岡一先発はエースで左腕の木村くん】


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【↑1回表、豪快なスイングの常総学院4番和田くん】


 1回裏、常総学院菅原くんの立ち上がりだが非常に安定していた。以前は投球にムラがあってストライク・ボールが区別しやすかったが、今はボールにおさえが効いていいコースに球が行くようになっていた。ストレート・変化球問わずに制球力が上がっている。そして、石岡一の上位をあっさり3者凡退。すばらしい立ち上がりだった。 (1回裏 常0-0石)



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【↑常総学院先発は背番号10右腕の菅原くん】


 3回表、常総学院は1番宇草くんが、初球の低めの球をうまくすくいあげてライト前ヒット。その後1死2塁の形をつくる。そして3番荒原くんは1・2塁間へ鋭いあたり。抜けるか?と思ったが、石岡一のファースト浜田くんが横っ飛びで防いでチームの危機を救った。 (3回表 常0-0石)



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【↑3回表、ヒット性のあたりを石岡一ファースト浜田くんが横っ飛びで防ぐ】


 5回表、石岡一はここまでまだノーヒット。投げているエース木村くんの精神的負担も相当なものだった。そんなところに、常総学院打線はつけこんでいった。常総学院はこの回先頭の8番皆神くんがライト前ヒットで出る。しかし、このボールの処理に石岡一がもたついてしまい無死2塁の状況としてしまう。木村くんは常総学院の打線を3巡してから、警戒心が強くなってしまったのか連続の四死球を出して1死満塁としてしまう。しかも迎えるは脅威のクリーンナップ。3番荒原くんはうまく打ち取ったが、4番和田くんには押し出しを与えとうとう先制点を許してしまう。

 しかし、それだけでは終わらず、5番石井くんが思いっきり引っ張って、右中間へ2点タイムリー!!これが大きかった。その後、中継のみだれもあり更に1点、結局この回4失点となってしまい石岡一にとっては厳しいものとなった。 (5回表 常4-0石)



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【↑5回表、ライト前へヒットを放つ常総学院8番皆神くん】


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【↑5回表、押し出しで常総学院が先制】


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【↑5回表、右中間への2点タイムリーを放った常総学院5番石井くん】


 石岡一は6回途中から背番号11の右腕高崎くんが登板。常総学院の菅原くんは快調なピッチングでなんと石岡一打線を6回までノーヒットに抑えるすばらしい内容。打線も7回表に更に1点を追加して完全な常総学院ペースで試合が進んだ。 (7回表 常5-0石)



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【↑6回途中から石岡一は背番号11の高崎くんがリリーフ】


 7回裏、石岡一は1死から2番浜田くんがセンター前に運んでようやくチーム初安打が出た。その後ここまであまり当たっていなかった3番本多くんにもヒットが出て得点のチャンスまで迎えた。常総バッテリーも多少動揺してしまったのか、バッテリーエラーが飛び出してしまい石岡一は1死2・3塁とチャンスをひろげた。そして4番岩本くんが犠牲フライを放ち、終盤にきてようやく1点を返すことが出来た。 (7回裏 常5-1石)



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【↑7回裏、常総学院のバッテリーエラーで石岡一のチャンスがひろがる】


 8回裏には石岡一は1死から7番方波見くんがライト前にクリーンヒットを放つ。しかし、次の打者はセカンドゴロでゲッツーのタイミング!これでこの回も終わりかと誰もが思ったが、ここで名手の常総学院宇草くんがセカンドへ痛恨の悪送球!常総学院にとってはチェンジになるどころか、1死1・2塁とピンチをひろげてしまった。

 石岡一はこの状況に息を吹き返した!その後送りバントで2死2・3塁とし、上位打線まで回した。ここで、1番主将の飯泉くんが勝負強くセンターへ溜まったランナーを返す2点タイムリー!球場全体が石岡一の逆転を期待し始めものすごい雰囲気となった。石岡一が「いける!」と思った矢先、常総学院はここでエースの鈴木くんがマウンドに上げた!もはやここまでか!?心憎い常総学院佐々木監督の采配だった。



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【↑8回裏、石岡一1番飯泉くんの2点タイムリーで追い上げムードに】


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【↑8回裏、常総学院エース鈴木くんが満を持して登場!!】


 しかし、常総の鈴木くんも神様ではない。さずがにこの状況ですぐ自分のピッチングが出来るというわけではなかった。今日再三の活躍を見せる2番浜田くんは必死にくらいついてライト前ヒットでつなぐ。そして、3番本多くんもレフト前にタイムリーヒット!あの甲子園ベスト8の常総学院のエース鈴木くんから得点をあげた。後続は抑えられたがなんとこの回3点でたった1点差。どのような結末を迎えるのか全くわからない状況となった。 (8回裏 常5-4石)



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【↑8回裏、石岡一3番本多くんのタイムリーで1点差】


 そして、石岡一は8回から再度マウンドへあがった木村くんが、9回表をきっちり3人で切って、9回裏の攻撃に望みを託した。すると、この回先頭の5番田中くんが常総学院鈴木くんの遠くに離れていくボールにめいいっぱいバットを伸ばして1・2塁間に運び出塁する。先頭が出て土壇場の同点のランナーに球場全体がもりあがった!

 送りバントで2塁まで進め、四球で逆転のランナーまで出るなどして2死1・2塁。ここで石岡一は代打攻勢をかける。なんとか、トップの飯泉くんまで回ればなあと思ったが、結局最後は常総学院の鈴木くんが意地を見せて空振り三振を奪いゲームセット!石岡一は王者常総学院を苦しめるも、あと1歩及ばず関東大会の切符を逃した。 (終了 常5-4石)



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【↑9回裏、しぶとく塁に出た石岡一5番田中くん】


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【↑常総学院佐々木監督(中央)入江部長(右)】


■スコア


常総学院

000040100 = 5 H8 E1

000000130 = 4 H7 E2

石岡一



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 常総学院が4点取って、菅原くんがノーヒットに抑えてる状況のときは、正直石岡一には勝利の可能性をほとんど感じなかった。試合がこんなにもつれてしまったポイントは、ズバリ8回裏の常総学院のエラーだろう。あれがなければ、常総学院はこんなに苦しい思いをすることはなかっただろう。

 それにしても石岡一の終盤の粘りはすさまじいものがあった。下位打線がなんとか最後上位打線につないでいればどう転んだかわからなかった。この夏、この2チームが対戦するかどうかは分からないが、石岡一は今日の経験で、常総学院に対する免疫がついたのではないだろうか?この試合のどの場面がが夏の伏線となるのだろうか?まあ、それは、今は誰にも分からない。



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コメント

1. 石岡一OB

楽しみですねー。
常総とここでですか。
夏を控えてエースが投げるのかも興味深いです。

2. Re:石岡一OB

>ブルーコンコルドさん
こんばんわ~
確かにおっしゃる通り夏を考えた駆け引きあるかもですねー
ただただ楽しみです!!

3. お疲れ様です

いつも記事を楽しみにしてます。
質問なんですが、常総の鈴木君は全部ストレートを投げたと言う人と、打たれたヒット3本は全部が変化球と言う人がいます。

実際はどうだったのでしょうか?教えて下されば、嬉しいです。

4. Re:お疲れ様です

>サポートさん
こんばんわ~
3塁側から見てましたけど、スライダーは投げていたと思います。ヒット打ってた人でおよぎながら運んでいた人がいますが、ストレートの軌道であーいうふうにはならないと思います。

5. お疲れ様です

ブログ楽しみに読んでいます。
個人的には鈴木くんは5月いっぱいくらいまでは思い切ってノースローでも良いと思います。
甲子園であれだけ全力投球した疲労はかなりのはず。焦らず下半身や体幹やスタミナの強化から、夏に向けてもう二段階上に上げて欲しいです。
春は控えの底上げと打線で勝って欲しい、がんばれ、常総学院。

6. Re:お疲れ様です

>かさやんさん
おはようございます!
たしかに鈴木くんに疲労はありそうですね。昨日もできれば出したくなかったでしょうね。
あとは怪我だけは気をつけてほしいです。樫村くんの復活も待たれます。

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