記事一覧

【夏の高校野球2012】茨城大会3回戦 霞ヶ浦-土浦湖北


第94回全国高等学校野球選手権茨城大会

【音楽】My iPod 再生回数ランキング2012年6月




2012年7月18日(水)

土浦市営球場


3回戦

霞ヶ浦-土浦湖北



ざいこのブログ-01


ざいこのブログ-02



 3回戦屈指の好カードとなり、平日にもかかわらず土浦市営球場は外野席まで人が溢れた。第4シード土浦湖北はエース野口くんを中心にいかに失点を抑えられるか?また、彼の投球テンポの早さには、目を見張るものがある。一方、霞ヶ浦は1・2年生主体のチームではあるが、投手陣もそろい総合力が高い。試合は、満員のスタンドに応える好ゲームとなった。



■1回表 霞0-0湖


 土浦湖北先発野口くんの立ち上がりだが、制球もよくまずまずだった。霞ヶ浦打線は積極的に早いカウントから振っていってが、いい当たりは出なかった。



ざいこのブログ-03
【土浦湖北不動のエース野口くん】



ざいこのブログ-04
【↑1回表土浦湖北野口くん、霞ヶ浦を3者凡退に打ち取る立ち上がり】



■1回裏 霞0-0湖


  霞ヶ浦の先発は1年生の左腕上野くんだった。こちらも立ち上がりは制球が乱れることなく安定したピッチングを見せた。この大舞台で1年生ながら自分のピッチングが出来るのはたいしたものだ。やや、甘いコースには行くが球にキレがあり、変化球も低めの決まっていた。



ざいこのブログ-05
【↑霞ヶ浦の先発は1年生左腕の背番号11上野くん】



■2回裏 霞0-1湖


 いい立ち上がりをみせた上野くんだったが、この回は霞ヶ浦に守りのミスがでた。1・2塁間に飛んだゴロの処理をあやまり先頭バッターが出ると、僅差のゲームを予想してか、土浦湖北はすかさず送りバント。8番井坂くんのあたりはレフト前へ転がり、土浦湖北が先制した。このような緊迫した試合では、エラーや四死球が点に繋がりやすいな~と痛感した。



ざいこのブログ-06
【↑2回裏霞ヶ浦内野手の送球がそれる】


ざいこのブログ-07


ざいこのブログ-08


ざいこのブログ-09
【↑2回裏土浦湖北8番井坂くんのタイムリーで先制】



ざいこのブログ-10



 その後序盤はお互いランナーは出すが、両投手が我慢強く投げていた。それにテンポが両投手とも良く、バッターも早打ち気味なので、あっと言う間に5回を迎えた。



■5回表 霞1-1湖


 霞ヶ浦の7番栗原くんのあたりはライト前ヒットで、打球の処理がもたつくあいだに2塁まで進んだ。続く8番の小田部くんのあたりはピッチャーゴロで、2塁の栗原くんが飛び出していて挟まれてしまった。



ざいこのブログ-11
【↑5回表霞ヶ浦もライトの打球処理がもたつく間に7番栗原くんが2塁へ】



 チャンスが消えたかと思ったが、小田部くんの迷いのない走塁と、栗原くんが粘って時間を作ったため、無死2塁が1死2塁となっただけだった。その後上位に回り、1番岡田くんのタイムリーで同点に追いついた。ランナーが挟まれたとき、きっちり2塁まで後のランナーが行ったことが、得点につながった。



ざいこのブログ-12
【↑5回表霞ヶ浦2塁ランナー挟殺でチャンスが潰れかけたが・・・】



ざいこのブログ-13



ざいこのブログ-14
【↑5回表霞ヶ浦1番岡田くんのタイムリーで同点】



ざいこのブログ-15



 その裏、霞ヶ浦はセカンドライナーをわざと失策したように落球し併殺を取ったり、けん制でアウトにするなど、巧みな守備を見せた。


 後半は両投手が尻上がりに調子を上げていった。特に霞ヶ浦は野口くんの前に内野ゴロをこれでもかというほど量産し、得点の気配は皆無だった。一方、霞ヶ浦のバッテリーはひとりひとりのバッターの調子を見て敬遠をしたり、変化球だけで押したりとバッターによって対応を変えるなど、冷静な状況判断で得点を許さなかった。



■9回裏 霞1-1湖


 土浦湖北はサヨナラのランナーを2塁まで進めたがあと1本が出ず、延長戦へと突入した。霞ヶ浦の上野くんは1年生ながら、プレッシャーのかかる試合で9回1失点はみごとでした。10回からは、背番号1の片野くんがマウンドに上がった。



ざいこのブログ-18

ざいこのブログ-19
【↑9回裏サヨナラのランナーが2塁へ】



ざいこのブログ-20


ざいこのブログ-22
【↑いざ、延長戦へ】



 延長に入り、土浦湖北はランナーを得点圏に出すものも、送りバントの失敗や併殺打など再三のサヨナラのチャンスを活かしきれずにいた。片野くんもさすがに昨年の決勝のマウンドを経験してることもあって、ランナーを出してから強気の投球が光った。一方、土浦湖北の野口くんはほぼ完璧な投球で、延長に入ってからのほうが躍動感が出てきた。しかしながら、回を追うごとに球威がなくなってきた感じはあった。



ざいこのブログ-24
【↑再三のピンチを切り抜ける霞ヶ浦背番号1片野くん】



ざいこのブログ-27
【↑毎回のようにサヨナラのランナーを出す土浦湖北】


 あっという間に延長15回を迎えた。球場内では「再試合?」という声もあちこちで聞こえ始めてきた。正直14回までの霞ヶ浦打線を見ると、土浦湖北の野口くんから点を取れる雰囲気はなかった。



■延長15回表 霞3-1湖


 気温もぐんぐん上がり、150球を超える土浦湖北のエースの表情もさすがにゆがんでいた。霞ヶ浦9番片野くんはライト前ヒットで出塁した。霞ヶ浦は、得点した5回表以来の先頭バッターが出た。今まで強行策など攻撃が裏目に出ていたが、ここはしっかり送り、勝ち越しのランナーを2塁まで進めて、延長にはいって初めてのチャンスを迎えた。



ざいこのブログ-29

【↑15回表苦しい表情の土浦湖北野口くん】



ざいこのブログ-30
【↑15回表霞ヶ浦9番片野くんが先頭打者で出塁】



 霞ヶ浦の3番市毛くんはライトフライに倒れ2アウト、あと1人で土浦湖北の負けはなくなるところだった。次のバッターは4番の国本くん。2ボール1ストライクからのやや真ん中のボールを引っ張ったが、打った瞬間は詰まったと思った。しかし、打球はぐんぐんと伸びていきレフトの頭上を超えた。観客は立ち上がり、打球の行方に注視。1塁側は悲鳴、3塁側は歓喜の渦だった。4番の意地の一振りで、再試合直前に霞ヶ浦が2点リードした。



ざいこのブログ-31


ざいこのブログ-32


ざいこのブログ-33


ざいこのブログ-35
【↑15回表霞ヶ浦ついに飛び出した4番国本くんの勝ち越し2点タイムリー】



■延長15回裏 霞3-1湖


 土壇場で2点のリードをもらった霞ヶ浦片野くんだが、勝利目前で力が入ってしまい連続四球で同点のランナーを出した。



ざいこのブログ-36



ざいこのブログ-37



 8番井坂くんは三振に倒れ2アウト。そして、9番白石くんのあたりは、センター前に落ちそうなあたりだったが霞ヶ浦センター栗原くんが体を倒しながら捕球した!延長15回の壮絶な戦いは霞ヶ浦の勝利で幕を閉じた。昨年、土浦湖北は4回戦において同じ状況で大逆転劇を演じたが、その再現とはいかなかった。



ざいこのブログ-38


ざいこのブログ-39



 3回戦でこのカードは早すぎだと思った。個人的には16シード制に戻してほしい気分だった。後日、新聞でやっぱりそうだったのかと思ったが、野口くんはやはり満身創痍の状態だった。しかし、春のころからではなく昨夏から肘を壊していたとは、この1年どんなに苦しんだことだろう。たぶん、この夏はぶっ壊れてもいいという覚悟でのぞんでいたかもしれない。


 霞ヶ浦は今後、どこまで勝ち進むのか?シード校にとって脅威であることは間違いないだろう。見た印象、あまり大型の選手はいないが、巧さを感じる。下級生主体のチームだが、状況判断も良く冷静だ。この夏ではなく、秋以降も期待を持たせてくれそうなチームだった。


 あとここまでの印象だが、春までは打線がよくなくてもいい投手がいるところはそれなりの成績を収めていたが、「夏は打たなきゃ勝てない!!」と改めて感じた試合でもあった。




【試合結果】

霞ヶ浦

000010000000002 = 3

010000000000000 = 1

土浦湖北

(延長15回)




にほんブログ村 野球ブログ 高校野球へ
にほんブログ村



関連記事

コメント

1. 無題

もっと見たかったです、野口選手。
満身創痍だったんですね。それでもあの投球内容!上ではやらないのかな?
それにしても霞ヶ浦、こちらも見逃せないですね。

2. Re:無題

>ハマさん
野口くんはどうなんでしょう?となりのおじさん情報では高校で終わりじゃない?といってましたけど、あくまでも隣のおじさん情報なんでなんとも・・・。
怪我のことを思うとせめて春の関東大会に行ってもらいたかったかもしれないですね。タラレバですが、第2シードならどうなっていたことやら。
霞ヶ浦は期待が持てますね。この次の水城戦は
ベスト8の中で一番注目しています!!

コメントの投稿

非公開コメント

info

「当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください。」

プロフィール

ざいこ

Author:ざいこ
茨城の高校野球を中心にブログを書いてます。1つの試合に対して試合の流れをわかりやする伝えることを心がけてます。写真も多めです!

カテゴリ

フリーエリア